当社の創業者である本田昌也は、アメリカに渡った際、モータリゼーションの進んだ北米社会での郊外型店舗の発展に感銘しました。その中でも特に目を引いたのがホームセンターでした。衣食足りた消費者はこれから住まいに目を向けると確信し、1975年、「居住環境をより豊かに快適に」をテーマに「ジョイフル本田」の設立を決意しました。
社名の「ジョイフル本田」には、笑顔と楽しむこと、お客様と共に喜び夢を創っていくこと、という思いが込められています。ニーズやチャネルが多様化する昨今でも、地域社会の喜びが私たちの喜びであり、お客様の「不」を解消すること、新たな価値を提供すること、それが創業以来のスタイルです。
当社は、ホームセンターの枠にとらわれずに、地域の皆さまと強い信頼関係で結ばれ、愛されるお店を築いてまいります。また、社員がその地域で働くこと、当社のお店で働くことに、喜びをもって誇れるお店づくりを目指します。
平時はもちろん、困ったときこそ、「ジョイフル本田に行ってみよう!」と一番に思い浮かぶようなお店であるための「革新」と「挑戦」を継続してまいります。


原点を忘れず、新しいジョイフル本田へ...お待ちしております!!

2024年6月期第2四半期の振り返り

2024年度の基本方針として掲げた「原点回帰と新しい企業文化の創造」を具現化するため、3つのテーマに積極的に取り組んでまいりました。

 

「人への投資」においては、業務に従事する社員の就業環境の向上を図るため、有益な技能を有する時給制社員の再雇用年齢の上限を現行の「70歳」から「75歳」に延長したほか、時間当たり一律50円のベースアップを実施するなど、気力溢れる有能な人財を確保し、安心して長く勤務できる就業環境を整備いたしました。


また、新たに「奨学金返還支援制度」を導入、奨学金返済を行う社員の経済的、心理的な負担を軽減、安心して業務に専念できる環境を整備し、優秀な人財の確保や社員の定着率向上を図り、企業価値の向上を目指しております。


さらに「現場力」の向上につながる取り組みとして、ダイバーシティ推進委員会の女性メンバーが中心となりマーケティングから企画立案、店舗の運営方法まで全てを担当したポップアップストア「JOYFUL Petit(ジョイフルプチ)」を、2023年11月16日から2024年1月9日の期間、千葉県柏市の商業施設「柏モディ」に出店いたしました。このダイバーシティ推進社外プロジェクト第一弾の実現は、今後誰もが新たな企業活動にチャレンジできる機会を創出することになり、全社員がやりがいを持って働ける職場環境の醸成、企業の成長につながっております。

 

「同質化競争からの脱却」においては、新たな出店戦略として、ジョイホン小山駅前店を当社最大級の売場面積となるプロショップ「本田屋」を軸に、キッチン雑貨から家電・カーテン等まで幅広く取り扱うインテリア売場「JOY's STYLE」とペット専門店「Pet's CLOVER」の3つの商品カテゴリーに絞って構成される新フォーマットでリニューアルオープンいたしました。居抜き物件の限られたスペースを最大限有効活用するため、商品カテゴリーを絞り込み、専門性の高い商品を求めるお客様の需要に応えました。


また、新たな商品戦略として「職人・プロ用品の専門化」を推進、様々な専門業者からの多様化するニーズに的確に対応するため、ホームセンター内の資材売場での職人・プロ用品の品揃えを拡充、ジョイホン吉岡店のほか、ジョイフル本田荒川沖店、ジョイフル本田守谷店で「プロショップ化」を展開いたしました。今後も他の既存ホームセンターにも「プロショップ化」を拡大、また2024年2月には、栃木県宇都宮市に単独店としてのプロショップ「本田屋」4号店のオープンを予定しており、「職人・プロ用品の専門化」の取り組みを強化しております。


さらに戦略的な成長投資として、住宅リペア(修理・修繕)を手掛ける有限会社和工房(埼玉県さいたま市)の全株式を譲り受けいたしました。当社の事業であるホームセンター事業および住宅リフォーム事業に新たな事業領域を付加することで、顧客サービスの向上・顧客接点の拡大等のシナジー効果を見込んでおります。

 

「持続可能で豊かな社会実現に貢献」においては、社会や消費者から継続的に選ばれる企業を目指すため、環境や自然に配慮したサステナブル商材の拡充、保護犬や保護猫が幸せに暮らすことができる社会を実現するための犬猫譲渡会への積極的支援、脱炭素社会の構築に向けた太陽光発電・蓄電池システムによる再生可能エネルギーの活用等を積極的に推進しております。

 

以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は633億32百万円(前年同期比1.8%増)、営業利益は55億27百万円(前年同期比10.7%減)、経常利益は60億89百万円(前年同期比9.0%減)、四半期純利益は41億80百万円(前年同期比8.9%減)となりました。

2024年6月期業績予想(2023年6月21日~2024年6月20日)

2024年6月期の通期の業績予想につきましては、2023年8月2日に公表しました業績予想に変更はありません。

 

(%表示は、対前期増減率)

売上高

営業利益

経常利益

当期純利益

1株当たり

当期純利益

百万円

%

百万円

%

百万円

%

百万円

%

円 銭

通期

134,000

8.6

10,300

△7.2

11,260

△8.0

7,800

△8.5

120.43